所沢市上下水道局は、水道水のPRに「紙パック水」を製造します。
全国の公営企業では初の試みで、プラスチックごみ削減に向けた環境保護の側面からも、注目が集まりそうです。

全国初のチャレンジ
所沢市上下水道局が「ところざわの水」を紙パックで製造することになりました。
これは今年の市制施行70周年記念事業の一環として「安心安全で、おいしい水」をPRするためのアイテム。
現在、全国の自治体でも「ご当地水」をペットボトルに充填し、配布や販売を行っていますが、「紙パック水」は公営企業では全国初のチャレンジです。
脱ペットボトルで環境と子どもに優しい
所沢市の水道水は、県営水道と地下300mからの地下水をブレンドした自慢の水。
3年前に「水道通水80周年記念」で地下水だけをペットボトルに充填した「ところざわの水」を配布しました。
今回は、所沢市が「全国市区サステナブル度・SDGs先進度(※)」の調査結果が環境部門で全国1位を獲得したことや、市全体でプラスチックごみ削減への取り組みを推進していることから、紙パックを使用する案を実現させました。

「紙製容器のキャップにPET素材を使用しますが、キャップは子どもたちのワクチン支援に役立てることができるので、海洋プラスチックごみ削減に取り組みつつ、子どもにも優しい商品となりました」と開発に取り組んだ同局経営課主幹の田島幸雄さん。
6月から配布・販売へ
コスト面と技術面から製造委託できるメーカーが少ない中、紙パック水専用の設備を持つ日東紅茶などの飲料メーカー「三井農林」が受託。
高熱殺菌、キャップ付きで品質維持し、賞味期限は1年間。
5月から製造を開始し、1ℓのパックで1万8000本製造します。
パッケージには同市イメージマスコット「トコろん」が採用され、所沢ブランドを取り扱う市内店舗からの反響も上々。
6月から市主催のイベントなどで無料配布のほか、市内取扱店で販売も予定しています。
詳細は同市上下水道局経営課へ。
※日本経済新聞社の産業地域研究所が全国815市区を対象に実施した調査で、経済・社会・環境の3側面からの各指標を得点化し、ランキングしたもの。2019年1月に発表された調査


