川越で生まれ育った女子大生・香南(かなん)と、「書生」として同居する美形男子高校生・和数馬(かずま)が繰り広げるラブコメ漫画『川越の書生さん』(講談社刊)。
2人の恋の行方とともに、漫画に描かれた川越の見どころや“埼玉・川越あるある”ネタも楽しみのひとつ。
川越出身、在住の作者・幹本ヤエさんに作品について聞きました。

“現代の書生さん”小江戸川越に登場
―和数馬を書生にした理由は。
もともとレトロなものが好きだったことと、スタンドカラーに着物姿という“現代の書生さん”は川越の街に合うのではと思って。
実際、川越では毎月8のつく日を「川越きものの日」として、着物に親しむ街づくりに力を入れています。
“きもの男子”にも萌えてほしいですね。
―女子大生・香南の実家は老舗芋菓子屋さんの設定です。
川越で歴史あるお店というと、やはり和菓子屋さんかなと。
コミック1巻の表紙には「川越菓匠くらづくり本舗」さんの紙袋を描かせていただきました。
その後ろの薄緑色の袋も、川越の老舗和菓子屋さんの紙袋をイメージしています。


『川越の書生さん』1・2巻好評発売中。2巻には菓子屋横丁が登場。さらに埼玉県人ならわかる”埼玉病”もクローズアップ!
川越&マニアックな埼玉の魅力再発見!
―『ご当地聖地化マンガコンテスト』投稿の受賞を機に連載が始まりました。川越の街の魅力がいっぱいですね。
川越市民なんですが、連載が始まったころは“今の川越”の情報がアップデートできていませんでした。
漫画を描くにあたり、川越市役所観光課さんをはじめ、さまざまな商店や企業、神社さんにご協力をいただきました。
実は今日もこの取材の前に、喜多院に行ってきたのですが苔の様子がとてもきれいでした。
川越は裏通りを歩くのも面白いですよね。
コロナの影響もあり、今はなかなか遠出ができない時期なので、近場の川越を知るよい機会かも。読んだ方が川越に行きたいと思ってくれたら嬉しいです!
―“埼玉・川越あるある”ネタも満載です。コミック2巻の「狭山茶事変」「埼玉の人口全国5位」には驚きました。
蓄積されていた埼玉関連ネタを入れてみました。埼玉の知らなさ加減をキープしつつ、マニアックなものをちょっとだけ入れてみました。
―今後の展開は。
2人の恋愛模様をすすめながら、川越観光も深堀りしていければ。
自分で行ける範囲の埼玉にも行ってみたいと思っています。
吉見百穴とか、もしかしたら、荒川の壁『荒壁』を超える日がくるかも。
そして、さらなるイケメンも登場するかもしれません。
少女漫画ですが、男性の方もぜひお楽しみください!
漫画の中の川越散策で、香南と和数馬が訪れるお店や紹介されている商品は実在のもの。読んでいると川越観光に行きたくなる楽しさです。
2人の恋の進展は、そしてどんな川越スポットが登場するのか。
今後の展開に注目の『川越の書生さん』待望の第3巻は11月に発売予定です。


